「緩む」「落ちる」など、つっぱり棒の4大トラブル解決!つっぱり棒博士に聞いてみた
「うまくつっぱらない」場合には補助具を使ってみて
4つ目のトラブル、「うまくつっぱらない」という場合には、もちろん正しい取り付け方ができていない可能性もあげられます。 しかし、正しくできているのにつっぱらない場合には、つっぱる相手に原因があるかも知れません……! つっぱる壁が頑丈じゃないと、しっかりとつっぱることができないのです。 「日本の住宅で一般的なのは、強度の低い石膏ボードや化粧合板の壁です。これらの壁に突っ張り棒を設置する場合は、壁の後ろに支えとなる下地がある場所で取り付けるようにしましょう。下地のある場所は、壁を手で叩くことでも確認できますよ」 しかし、どうしても強度のない壁に設置せざるを得ない場合には、補助具を使う方法もあるとのこと。 「つっぱり棒の中心を下から支える『支えポール』や、設置面に取り付ける『サポート板』などの補助具を使うことができます。これによって、強度のない壁でもつっぱりを保つことができます」
【まとめ】つっぱり棒の4大トラブル解決法
・つっぱり棒の正しい取り付け方を確認しよう ・つっぱり棒を過信せず、耐荷重をチェックしよう ・つっぱり棒は伸ばすほどに弱くなることを忘れないで ・100均だけではなく、ホームセンターのつっぱり棒も視野に入れよう ・上手くつっぱらない場合には、補助具も活用しよう
竹内香予子(たけうちかよこ)さん
つっぱり棒業界のトップシェアメーカー「平安伸銅工業」の三代目代表取締役。 つっぱり棒博士、整理収納アドバイザー、つっぱり防災士としても活躍。 さまざまなメディアでつっぱり棒の魅力を発信。 若い世代やインテリア好きなユーザーを意識して開発した「ラブリコ」や「ドローアライン」など、これまでのつっぱり棒の常識を覆す商品でも注目されている。 【取材協力】 DCM DIY place、平安伸銅工業
まなたろう