「結構すぐ諦めちゃったりしていた」 初受賞のソフトバンク周東佑京が回想 外野専任が決定直後の昨秋の情景【三井ゴールデングラブ賞】
◆三井ゴールデングラブ賞授賞式(28日、帝国ホテル) パ・リーグ外野手部門で初受賞となったソフトバンクの周東佑京外野手(28)は「本当に1軍で試合に出始めたときから欲しかった(賞)なので、すごくうれしいです。(今季は)守備に関してはよくできたのかな。欲を言えば、エラーはゼロで終わりたかったなというのはあります」と振り返った。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 今季は123試合に出場し、8月23日の日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)でのわずか1失策だっただけに「しょうもない握り替えミスの1個だけだった」と悔しがる。 だからこそ「守備率10割」を来季の目標に掲げた。「落ち着いてやれていれば(失策を)ゼロにはできるのかな。内野をやっていたっていう経験が大きい。送球もある程度、この辺っていうのは感覚的に経験である。ゼロにはできるのかなとは思う」と自信を示した。 内外野のユーティリティーとして多様なポジションを経験してきた上で、小久保監督の下で外野一本での起用となった。思い出すのは昨秋のキャンプでの猛練習。「秋のキャンプから、外野一本でという話をしてもらったが、自分の感覚的にそんなにまだ、感覚が良くなかったところもあった」と昨秋の情景が脳裏に浮かぶ。 今振り返ると「結構すぐ(打球を追うことを)諦めちゃったりしていた。そこを(当時1軍外野守備走塁兼作戦コーチの)井出さんにずっと『最後まで追ったら取れたかもしれない、今のは』というのは言っていただいていて。最後まで諦めないようにっていうのは今シーズンも意識した」と俊足を生かした広い守備範囲は〝恩師〟と取り組んだ日々のたまものでもある。 外野守備の魅力について周東は「本当に取れなさそうなやつが取れた時が一番ですね。フェンス際、前の打球とかもギリギリのプレーで取れたときです。一番やりがいを感じます」。来季は〝ノーミス〟での連続受賞を目指す。 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社