仙台、チーム一筋12年の蜂須賀孝治との契約満了を発表「全てを振り返っても本当に幸せな時間でした」 | Jリーグ
【国内サッカー・Jリーグ ニュース】ベガルタ仙台は16日、蜂須賀孝治と2024シーズンの契約を更新しないことを発表した。
現在33歳の蜂須賀は、2012年に仙台の特別指定選手に登録。仙台大学卒業後、2013年に仙台へ加入すると、ここまでワンクラブマンを貫いてきた。 今季は明治安田生命J2リーグで20試合に出場するなど、チームの多くの勝利に貢献。キャリア通算ではJ1で197試合に出場して7得点、J2では34試合に出場した。 契約満了に伴って退団が決定した蜂須賀は、仙台のクラブ公式サイトで思いを綴った。 「このたびベガルタ仙台を退団することになりました。特別指定も含めるとクラブ在籍は12年間、大学時代を合わせると宮城での生活は15年間。ここには書き示せないほど、人との出会いに恵まれて、ベガルタ仙台の選手としてプレーさせていただき、全ての方に本当に感謝しています。梁さんをはじめ、キン(菅井直樹)さん、(富田)晋伍さんたちの背中を見て成長させていただいた僕の中で、入団時から『仙台のために自分の全てを捧げる』という思いが自然と芽生えていました。そして僕の背中を見てくれた後輩たちが、『ベガルタ仙台のために』とプレーしてくれることが一番の願いでした。もちろん先輩方には到底およびませんが、私なりに全力で取り組んできたことに後悔はありません。 ここ数年は、チームとしても個人としても苦しい時間の方が長く、そんな中でも応援を続けてくれるサポーターやスポンサー、支え続けてくれる方に結果で必ず恩返しをしようという思いだけが自分の支えになっていました。苦しい時期にチームの力になりきれなかったこと、チームの幹になりきれなかったことを本当に申し訳なく思っています。仙台で選手を全うしたら、その先も裏方としてクラブを支えていきたいと、頭の中で勝手に想像していました。 しかし、まだ心には火が灯っていて、今までお世話になったドクターやトレーナーのおかげで、合計5回の手術をした体もまだまだ元気に動けるので、ご縁があれば、他のクラブで現役を続けていきたいです。この契約満了は、まだまだ自分が成長するためにベガルタ仙台がくれたプレゼントだと思い、もう一度純粋なサッカーへの情熱の中で自分自身と向き合っていきたいと思います。愛するクラブとサポーター、そしてすばらしいチームメート、お世話になったたくさんの方々と共に、この場所で12年間もサッカーができたことは全てを振り返っても本当に幸せな時間でした。 最後になりますが、お腹にいる時から迫力ある応援を聞き、産まれてからずっと熱いサポーターを目の前に応援してくれていた息子も、今では立派なベガサポです。こんなにもサッカーを好きになってくれたのは、間違いなくベガルタサポーターのすばらしい応援のおかげです」「これからも、そのすばらしい応援で、選手だけでなく未来のサポーターや未来のベガルタ戦士の心に、どうか情熱を与え続けて欲しいと思います。その先には、必ずこのクラブの輝かしい未来が待っているはずです。そんな日が来ることを僕も楽しみにしながら、この先のベガルタ仙台の発展を心から願っています。12年間、本当にありがとうございました!ファン感で多くのサポーターのみなさんとお会いできることを楽しみにしています!」
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