J1札幌、MF田中克幸が“主力組初先発”で定位置取りアピールだ…9日ルヴァン杯・J3富山戦
J1北海道コンサドーレ札幌MF田中克幸(22)が、“主力組”での初先発で勝利をつかむ。札幌は9日、ルヴァン杯プレーオフラウンド第2戦としてJ3富山と敵地で対戦する。5日のホームでの第1戦は1―1引き分け。勝てば2年連続の8強入りが決まる戦いへ、8日の宮の沢での紅白戦では田中克が主力組に入った。 明大から加入したルーキーは、ここまでリーグ戦で8試合に出場も全て途中から。「こういったチャンスをどうつかむかが、今後の立ち位置にも関わってくる。しっかり戦って勝って、個人としての評価も上げられるようにやっていきたい」。リーグ戦出場メンバー中心で臨む今回、存在感を示し、定位置取りにつなげる。 第1戦ではセットプレーのキッカーを任された。左足からの高精度のキックで見せ場はつくるも、得点にならなかった。「いいキックをしても点が入らなきゃ意味がない」。納得はしていないが、今季定着しないキッカーを託せられるだけの武器を田中克が先発で出せる立場となれば、札幌にとって大きな利となる。「点を取らせるという結果を出していけたら」と得点につながる軌道をイメージした。 90分を戦い抜いた初戦から中3日。ハードな日程も「自分がへたってもサブの選手がいる。できることを最初から全力でやって、自分が勝たせたって言ってもらえるようにやれればいい」。労を惜しまず戦い続け、次なるステージへの切符をつかみ取る。 (砂田 秀人)
報知新聞社