VWがバッテリー新工場設立、220万台のEVに搭載目指す…2025年から生産へ
VWの合弁会社がポーランドに建設するバッテリー新工場の完成予想図
フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は10月7日、EV向けバッテリー製造のための合弁会社「IONWAY」が、最初の工場をポーランドに設立し、2025年からバッテリーの生産を開始すると発表した。 合弁会社の最初の工場では、市場動向を踏まえながら、2020年代末までにバッテリーの年間生産能力を160GWhに引き上げることを目指す。これは、220万台分のEVに搭載できるバッテリーだ。 IONWAYは、フォルクスワーゲングループのバッテリー製造会社「PowerCo」と、ベルギーの循環素材テクノロジーグループ「Umicore」が合弁で設立した。ヨーロッパにおいて、バッテリーの前駆体やカソード素材を生産するのが、合弁会社設立の目的だ。2025年以降、この合弁会社は、PowerCoが運営するヨーロッパのバッテリーセル工場に主要な素材を供給する。カソード活物質は、バッテリー性能の重要な技術的要素であると同時に、バッテリー全体のコストの最大の部分を占めているため 、パワートレインをe-モビリティへ移行させるために不可欠という。 合弁会社での生産は、2025年に開始される予定だ。生産された素材はまず、PowerCoのザルツギッター工場に供給される。 フォルクスワーゲングループは2026年には、年間生産能力が 40GWhに達すると見込んでいる。
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レスポンス 森脇稔