北朝鮮が弾道ミサイル2発発射 既に落下か 韓国軍発表
韓国軍合同参謀本部は1日、北朝鮮が同日午前、弾道ミサイル2発を発射したと発表した。いずれもすでに落下したとみられている。 同本部によると、1日午前5時5分ごろ、黄海南道(ファンヘナムド)長淵(チャンヨン)付近から短距離弾道ミサイルが東北方向に発射され、600キロあまり飛行した。同5時15分ごろにも、弾道ミサイルが発射された。2発目は約120キロ飛行し、ミサイルの種類などは分析中という。 韓国軍は「米日の当局と関連情報を緊密に共有しながら万全の態勢を維持している」としている。 北朝鮮は6月26日にも弾道ミサイルを発射した。北朝鮮側は、複数の弾頭を中距離弾道ミサイルに搭載する多弾頭化の発射実験に成功したと主張。韓国軍は失敗と分析していた。 北朝鮮では6月28日から、今年上半期の党・政府の施策などを総括する朝鮮労働党の重要会議・中央委員会拡大総会が開催されている。【ソウル福岡静哉】