雪印メグミルク 「糖化年齢」健診を実施 弘前大学との共同研究で
雪印メグミルクは、弘前大学と青森県弘前市による大規模健康診断「岩木健康増進プロジェクト健診」に参加し「糖化年齢健診」を行った。 雪印メグミルクと弘前大学の共同研究講座「ミルク栄養学研究講座」の一環。6月1日から10日までの10日間で弘前市岩木地区住民を中心に約1200人が受診し、実測した皮下AGEsの蓄積量などから「糖化年齢」をその場で算出した。 「糖化年齢健診」では、加齢とともに皮膚に蓄積される終末糖化産物(AGEs)を「AGE Reader mu」と呼ばれる一般医療機器を用いて数分間で手軽に調べられるブースを設置した。 雪印メグミルクは「AGEsは骨質劣化型の骨粗鬆症にも関与すると考えられており、美容や健康を管理する一つの目安として注目されている。岩木健康増進プロジェクト健診のような大規模健診にて健診データを蓄積することで、健康状態に関する新たな知見が得られ、健康増進に活用されることが期待される」としている。 弘前大学と弘前市、青森県総合健診センターは、短命県返上を目的に05年から「岩木健康増進プロジェクト」を立ち上げた。雪印メグミルクと弘前大学との共同研究講座「ミルク栄養学研究講座」は、同プロジェクトの超多項目健康ビッグデータ解析で健康因子としての腸内菌叢の役割を解明し、乳製品摂取をはじめ食事パターンと腸内菌叢の関連、集団および個人の健康状態への影響を調べることを目的としている。