「新宿野戦病院」サザンとの特別エンドロールでフィナーレ!享たち医師の成長に反響
そしてヨウコは、政府に“歌舞伎町ウイルス”というルミナの俗称を否定し、使用を禁止するように要請すると、前回で日本人の感染者第一号となった歌舞伎町のホスト・板垣凌介(戸塚純貴)を引き合いに「彼は旅行先のLAで感染し、羽田で陽性反応が出て、そのまま勝どきの病院に搬送され亡くなりました」と語り、歌舞伎町で感染したわけでもウイルスを持ち込んだわけでもないと説明。クラブの事故について、川島が「また歌舞伎町で……」と発言したことに「そういう不用意な言葉がどれだけ多くのこの街で生活する人々を不当に傷つけ、 差別や誹謗中傷にさらすことになるか、よく考えて発言してください」とやり込める。
さらに、感染源はわからないとしつつ「しかし、これだけは言える。 運んだのは人間です。どれだけ危険なウイルスだって、足が生えて歩いて密林から出てくるわけではありません。 人間の移動によって世界中に広まる。だから犯人探しは意味がない。特定の誰かを悪者にするのはやめてください」と続けたヨウコは、必ず第2波が来ると宣言し「聖まごころ病院は決して断らん。ぜってえ診るし、ぜって助ける。じゃけん川島副長官、医療従事者の待遇をちょびっとだけよくしてくれ」と医療従事者への支援を要請。このヨウコのメッセージに、Xでは「ヨウコ先生強い!」「ヨウコ先生…標準語での訴え。凄い響く」「医療従事者の待遇は本当に良くしてくれ!!」など共感の声もあがった。
宮藤らしいユーモアを交えながら、歌舞伎町で平等に命に向き合う医師たちを描いてきた本作。最終回のエンドロールには、主題歌「恋のブギウギナイト」を担当したサザンオールスターズが特別出演し、キャストやダンサーを加えた総勢31名でダンス。ミラーボールの輝くダンスホールへと転換した聖まごころ病院で、桑田佳祐の「素敵なドラマどうもありがとう!」というメッセージで明るく幕を閉じ「サザンとエンドロール大団円なんて最高に幸せじゃないか」「エンディングめちゃくちゃ良かったなー」と絶賛の声が寄せられた。(西村重人)