王貞治会長にも「昨日の朝」7月に極秘で決断した引退 ソフトバンク和田毅「和田のためにという空気には…」引退試合も固持
ソフトバンクの和田毅投手(43)が5日、みずほペイペイドームで引退会見を開いた。 ■和田毅が元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【写真複数】 プロ生活22年で日米通算165勝の左腕は「本日をもって引退します。最近決めたわけでもなくて、ある程度固まってきたのは7月過ぎぐらい。ここまで皆さんに知られずにこの日を迎えられて、良かったなという思いはあります」と話した。「(優勝を)和田のためにという空気にはしたくなかった」とも明かした。球団が提案した引退試合も固持した。 今後について「全く何も。内密に進めてきたことですし、実は王会長に知らせたのは昨日の朝でした。まだ何も決まっていないですし、球団の方からも今後の話しをしっかりやれたらと言っていただいている。可能なら来年3月に、セレモニーなのか引退試合になるのか分かりませんが、やっていただくならお願いしたい。(指導者としては)終わったばかりですし、まだまだ今の自分では勉強不足。そこまで考えられないけど、勉強していつかそういうオファーをいただければ、そういう人物になって戻ってこられればと思います」と語った。 和田は島根・浜田高から早大を経て、ドラフト自由枠で2003年にダイエー(現ソフトバンク)に入団。1年目から14勝を挙げ、新人王を獲得した。同年から5年連続2桁勝利をマーク。10年には最多勝とパ・リーグMVPにも輝いた。 11年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使して、米大リーグに移籍。左肘の手術を受けるなど故障にも苦しみ、MLBではカブスで21試合に登板し、5勝5敗、防御率3.36。 16年に古巣ソフトバンクに復帰すると、同年は15勝を挙げ、最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した。23年にも8勝をマークした。今季は8試合で2勝2敗3ホールド、防御率3.76。NPB通算は334試合に登板し、160勝89敗3ホールド、防御率3.18。国際舞台にも04年アテネ五輪、06年WBC、08年北京五輪に日本代表として出場した。 【#OTTOホークス情報】 ▼引退会見詳報は【関連記事から】▼
西日本新聞社