韓国側、日本担当会長を免職 日本教団の独立性示す狙いか
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓国にある世界教団本部が、日本担当の最高幹部である方相逸・神日本大陸会長と、徳野英治・神日本天議苑長を免職したことが1日、教団関係者への取材で分かった。11月30日付。会長の後任は当面置かない。徳野氏は日本教団の前会長。 解散命令請求の申し立てを受け被害者らは、日本教団が韓国側の意向に逆らえず献金などを送金するとの疑念を持っており、財産流出を防ぐ関連法案が国会で審議されている。こうした状況を踏まえ、日本側の独立性を示す狙いがあるとみられるが、教団関係者は「今回の人事は解散命令請求とは関係ない」としている。徳野氏は教団職員ではなくなるという。 世界教団は10月、日本を含む各国教団に対し「各国法人は独立自立的に運営される」「各国法人の財産は各国の法律にのっとり管理しなければならない」などと通達していた。