ティー打撃に励む日本ハム清宮

　11月の「ラグザス　presents　第3回プレミア12」に臨む侍ジャパンに追加招集される日本ハム清宮幸太郎内野手（25）が27日、秋季練習中の千葉・鎌ケ谷で国際舞台に向けた意気込みを口にした。28日に合流予定。29日からはじまる宮崎キャンプ、13日からの大会へ向け、気を引き締めた。 　　　　◇　　　◇　　　◇ 　練習を終えた清宮は、気負いすぎず、緩みすぎず、程よくリラックスした表情で、グラウンドから引き上げた。大きな荷物を引き「本当に巡り巡ってきたというか。ラッキーだなとは思いますけど、国を背負って戦うことに変わりはない。自分のやれることをやれればなと思いました」と心境を口にした。 　出場辞退選手が相次ぎ「どうなるのかなと思ってたんですけど。全然何にも連絡なかったんで、誰か言われてるのかな、みたいなくらいでした」。そんな思いの中で声がかかった。連絡を受けた瞬間は「“来たか”って感じで。練習しといて良かったな、と思います」と、清宮らしい陽気なフレーズで表現した。 　2年目の19年3月に強化試合メキシコ戦メンバーに抜てきされたが、直後に右手有鉤（ゆうこう）骨骨折を負い辞退。今回、プロでは初めて日の丸を背負う。早実時代にU18W杯に出場も「その時とは、計り知れない違いがあると思います。いいプレーができれば」と気を引き締めた。 　24日のドラフト会議では、早実の後輩・宇野真仁郎内野手（18）がソフトバンクに4位で指名された。「気になっていたんで、うれしい」。自身のプロ入りからのイバラの道も踏まえ「何があっても諦めないでほしい。近道とかないと思ってて。いろんなことやって、いろんなこと経験して、全部それを自分の財産にしてほしい」とアドバイス。まずは自身が日の丸を付け躍動する姿を披露し、手本になる。【永野高輔】