世界的写真家、日本人初「PLAYBOY」表紙モデル渡辺万美を起用し写真展「SIREN」開催
シンガポール出身の写真家アンディ・チャオ氏が、米雑誌「PLAYBOY」で日本人初の表紙モデルを務めたグラビアアイドルの渡辺万美をモデルに起用した写真展「SIREN(セイレーン)」が、6月15日より渋谷区代官山町のアートギャラリー「DRELLA」にて開催される。 【写真】日本人初の「PLAYBOY」表紙モデル!写真展「SIREN」で体当たりの撮影に挑んだ渡辺万美 著名人のポートレートをはじめ、アート、ファッション、広告など幅広い分野で活躍する世界的写真家のアンディ氏。ラサール芸術大学の美術学修士を保有する同氏は、これまでに芸術写真の領域でもさまざまなテーマに意欲的に取り組んでいる。対するモデルの渡辺は、ジェンダーフリーのアンダーウェアブランド「Bushy PARK(ブッシーパーク)」を立ち上げるなど、グラビアアイドルにとどまらない活動を展開。 今回の写真展は「否認、苛立ち、葛藤、不安を経たのちに受容へと到る、実存的変容において重要な各局面」をテーマに、代官山の2カ所の会場で回遊型の写真展を行い、自我の変容の過程を物語として表現する試み。タイトルの “セイレーン” とは、ギリシア神話に登場する美貌と美しい歌声で無数の船乗りを魅惑し、岩場や浅瀬に引き込んで船を難破させる海の怪物。 同展ではセイレーンを「きらびやかさ」の象徴としてストーリーを構成。渡辺は官能的で快楽を感じるきらびやかなライフスタイルを維持し続けることは困難だと悟り、純朴だった自らの原点への回帰を求める自己実現の物語の主役を演じる。主人公は、自らを取り巻く世界の美しさに気づいて本当の自分をさらけ出し、行動と信念を一致させることで心の平安を見出していく。 2022年に行われた撮影では、渡辺が体当たりで海辺でのヌード撮影に挑んだ。撮影終了後、アンディ氏と渡辺が共に議論を重ねながら作品のメッセージ性を深め、2年間の構想期間を経てついに回遊型写真展「SIREN」として公開される。 写真展では、写真プリント付きの限定版写真集『SIREN』の販売も予定。ND CHOW Photo Exhibition featuring Bambi Watanabe「SIREN」は6月15日から23日まで。第1会場は「DRELLA Art Gallery(ドレラ・アートギャラリー)」にて12~19時、第2会場は「DRELLA Art Bar(ドレラ・アートバー)」にて12~23時(期間中、バーの通常営業は18時から)。