ヘルメットブランドから生まれたアイウェアKOOのすべて Vol.3|KOO
ヘルメットブランドから生まれたアイウェアKOOのすべて Vol.3|KOO
ヘルメットブランド「KASK」が生んだ新進気鋭のアイウェアブランド「KOO」。ヘルメットとの完全調和をめざしたデザインと、パフォーマンスを引き出す高性能を融合した100%イタリアンメイド。全3章にわたって紹介するKOOのすべて。ブランドストーリーや製品テクノロジーに続き、第3弾となる今回ではサイクルロードレースとのつながりと、KOOが掲げるビジョンを紹介する。
レジェンドやトップチームと共に成長
2016年にKASK社内の製品開発部から生まれたアイウェアブランドKOO。その歴史はまだまだ浅いが、すでにサイクリングシーンに欠かせないアイウェアブランドとしてポジションを確立している。その理由のひとつが誕生以来のプロチームへの積極的なサポートにある。KASKで築き上げたネットワークを基に、ビッグチームやレジェンドライダーらとパートナーシップを築くことに成功してきた。 2018年には、3大グランツールを制覇したアルベルト・コンタドール氏や、地元イタリアの英雄イヴァン・バッソ氏がアンバサダーに就任。経験豊富な彼らの意見は、KOOブランド黎明期において大いに製品開発に生かされた。 そして、2020シーズンのトレック・セガフレード(当時)へのスポンサードは、ブランド知名度を飛躍的に高めた。KOO初のUCIワールドチームへのスポンサーであったことはもちろんのこと、過酷なトップレースシーンで得られた生の声は、プロダクツの完成度をさらに高めることにつながった。さらには、2023シーズンには、コンタドール氏率いるエオーロ・コメタ(2024シーズンからポルティ・コメタ)がジロ・デ・イタリアで区間勝利。
選手の声を大事にした開発姿勢
このようにブランド誕生以来、選手たちの声を製品開発に生かしてきた。そこには、「現場からのフィードバックはKOOチームにとって基本的かつ重要なリソースだ。開発陣の専門知識と同じく、現場の声を製品開発に生かすことが大切」と考えるKOOブランドの姿勢が表れている。 多くのフィードバックを得て生み出されたレーシングアイウェアKOOは、歴史は浅くとも信頼性の高いブランドへと成長を遂げている。