万博会場へのアクセス、日本版ライドシェアも「OK」 大阪府市が万博協会に要請
来年4月に開幕する2025年大阪・関西万博の運営主体、日本国際博覧会協会と大阪府、大阪市は31日、自家用車を使い、一般ドライバーが有償で客を送迎する「日本版ライドシェア」について、会場近くへの乗り入れを認めることを決めた。ライドシェアの乗り入れについては、府市が要請し、協会と検討していた。 人工島・夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)の万博会場への主な交通手段は、夢洲や周辺の混雑を避けるため地下鉄やバス、タクシーなどの公共交通機関を想定しており、個人の自家用車での乗り入れは原則禁止。自家用車を使う日本版ライドシェアの車両には識別票などの掲示を求める。 協会はこの日、タクシーの利用ルールなどを検討するため事業者らと会議を開催。会場近くにアプリを使って配車する日本版ライドシェアやタクシーなどが使える待機場所と乗降スペースを設けることを確認した。 府は万博が閉幕する来年10月まで、タクシー事業者が日本版ライドシェアを府内全域で24時間、台数制限なく運行できるよう国に要望しており、協会側にライドシェア車両の乗り入れについて検討を求めていた。