30歳になる息子が貯金「0円」のようです。たしかに「給料が低い」のが原因だと思います。今の若い世代はこんなに厳しいのでしょうか?
平均給与を増やす方法
平均給与が低いだけで、貯金0円や貯金があっても少額といった状況にはならないでしょう。若い世帯かどうなのかは関係なく、給料が低いなりに節約をするなど何らかの努力はできるからです。 平均給料をどのように増やしたいけれど、どうすればよいかわからない人は、以下の方法を意識して収入アップへつなげてみてください。 ●昇進や昇格などで給与が上がるように取り組む ●平均給与の高い職種や企業への転職 ●本業に支障が出ない範囲内で副業をする それぞれの方法について解説します。 ■昇進や昇格などで給与が上がるように取り組む 昇給や昇格に有利な資格を取得すれば、各種手当がつくなど給与がアップして貯金に回せる余裕ができるかもしれません。また、資格取得以外にも、仕事で良好な実績をあげて上司から高い評価を得ることは、昇格するに当たって重要です。 ■平均給与の高い職種や企業への転職 現在の勤務先で給与が増える可能性は低い、増えたとしてもわずかな金額しか期待できない場合は、転職を視野に入れてみてもよいでしょう。平均給与の高い職種や企業に転職することで、給与を増やすことが期待できるからです。また、転職によって、自分のスキルやキャリアをこれまで以上に高く評価してもらえるかもしれません。 転職で給与が増えたら、生活に無理のない金額を貯金してみてください。 ■本業に支障が出ない範囲内で副業をする 現在の仕事以外に副業をすることで、収入源を増やすことが可能です。収入源を増やしてみて「このくらいの金額は貯金しよう」という目標を立ててみてもよいかもしれません。 注意点として、副業をして収入源を増やすためには、本業として勤務する企業が副業を禁止していないことが前提です。就業規則などで副業を禁止しているにも関わらず、副業をしたら規約違反と見なされてしまうでしょう。
自分に合う方法で給与アップを目指そう
30歳になっても貯金が0円な理由は、給料が低いことだけに限定されません。平均よりも高い給料をもらっていても、収入に見合わない支出があれば貯金をすることは困難でしょう。また、昇給がない、昇給があってもごくわずかということも珍しくありません。その場合は、転職先を探してみる、副業で収入源を増やすことを考えるのも方法の一つです。 給料を増やす方法は一つではないため、自分に合っている、かつ無理のない方法を選んで実行してみてください。 出典 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降) 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告- 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部