グリーン車を定期的に利用する友人がいます。料金を払っても座れないことがあると聞きましたが、グリーン車はそんなによいものなのでしょうか?
グリーン車を利用するときの留意点
Aさんの友人の話を聞いて「なるほど」と思いました。グリーン車の料金を払えば、仕事に集中するための空間を確保することができ、移動する時間も「移動だけ」ではなく、「移動と仕事」の両方に生かすことができるのかもしれませんね。 ところで、Aさんの友人の話で気になったのが、グリーン車の料金を払ってもグリーン車の座席に必ず座れる保証がないという点です。 実は、新幹線等と異なり、首都圏の普通の電車のグリーン車は「座席の指定」がありません。そしてグリーン車の車両にいるだけでも、つまりグリーン車の通路やデッキに立っているだけでもグリーン車の料金を払わなければならないのです。 つまり、グリーン車の料金とは「グリーン車の座席」に対する料金ではなく、「グリーン車の車両を利用する」ための料金というのが、正しい認識のようです。 なお、グリーン車の利用をやめる場合、グリーン車のアテンダントに申し出れば、グリーン車の料金の払い戻しができますが、車内で払い戻しをしてくれるのではなく、みどりの窓口に行かなくてはなりません。 グリーン車の利用は「どの時間帯が座れそうか」を見極めることも必要でしょう。 出典 東日本旅客鉄道株式会社 首都圏の普通列車グリーン車の料金体系を見直します(2023年12月15日) 東日本旅客鉄道株式会社 乗車前にグリーン券を買ったのにグリーン車が満席の場合はどうしたらよいですか。 執筆者:大泉稔 株式会社fpANSWER代表取締役
ファイナンシャルフィールド編集部