坂出第一が3大会ぶりの花園へ 全国高校ラグビー香川県予選
第104回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞など主催)の香川県予選の決勝は10日、坂出第一が高松北を28―0で降し、3大会ぶり5回目の花園進出を決めた。坂出第一は12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。【川原聖史、前川雅俊】 【全国高校ラグビーの軌跡】 坂出第一が昨年の決勝で、一点差で敗れた高松北を相手に雪辱を果たした。一進一退の攻防が続き、試合が動いたのは前半17分。TB中田が先制のトライを決めると、終始試合を優位に進めた。後半4分には主将の後藤がトライ、さらに中田の2トライで高松北を突き放した。リザーブ選手を含め3人しかいない3年生が次につながる試合を後輩たちに見せてくれた。高松北は相手ゴールライン際で攻め続けたが、あと一歩及ばなかった。 ◇坂出第一・宮田貴司監督 昨年の決勝の1点差の敗北から、3年を中心に練習に励んできた。フォワードは1、2年だけだが、頼りになる3年がバックスにいるのでチームとしてバランスがとれている。初戦突破を目標に花園に臨みたい。 ◇坂出第一・後藤琉要(るい)主将 昨年の決勝で高松北に破れ、悔しい思いをしてからやってきたことが、全部出せた試合だった。花園に出られるのは本当にうれしい。今年の坂出第一は重量級のチーム。花園でも頑張りたい。