三笠宮瑶子さま「金髪ピンクメッシュ」が話題に。不景気な日本を景気づけるメッセージが込められているのかも/辛酸なめ子
皇室や王室のやんごとなき方々のヘアスタイルは、クラシカルな印象があります。ロングの黒髪がエレガントな雅子様、一糸乱れぬショートヘアにまじめさが漂う紀子様、そしてロングヘアで時々される三つ編みアレンジが可憐な愛子様など、優美なお姿が浮かびます。 そんな中、注目を集めているのが瑶子様の斬新(ざんしん)なヘアスタイル。明るめの茶髪や、金髪にピンクメッシュなど、最先端のセンスを披露されています。
佳子様のドレッド風以来の瑶子様の革新的なヘアスタイル
近年、皇室のヘアスタイルでセンセーショナルだったのは、佳子様が2019年にダンス大会に出られたときの、ドレッド風編み込みヘアでした。しかし最近はゆるく巻かれたハーフアップスタイルで、大人の女性の魅力を醸し出されています。 人は年を重ねるごとにヘアスタイルがおとなしくなり、固定化するのが常ですが、瑶子様の革新的なヘアスタイルには若さと勢いを感じます。モータースポーツに造詣が深い瑶子様なので、他の方々に追いつかない速度で時代を駆け抜けられていらっしゃるのでしょう。
カミラ王妃が長年貫くボブに込めるのは愛への願い?
海外のロイヤルファミリーの特徴的なヘアスタイルの方というと、思い浮かぶのはカミラ王妃。80年代のアイドルのように、サイドの髪を横に流して外巻きにしたボブスタイルを長年貫いています。 70年代に、当時のチャールズ皇太子と出会った時も外巻きボブだったので、この愛が持続可能であるように、という願いを込められているのかもしれません。 ただよく見ると、最近は前髪を流したり毛量を減らしたりして、時代とともにアップデートされています。陽のイメージを与えるスタイルなので、長年の陰の女キャラをポジティブに変換しようとしているかのようです。 2024年、カミラ王妃をモデルにしたバービーが発売されていましたが、実は密かに推されている存在なのかもしれません。
エレガントヘアの王妃たちもいればショートヘアの公妃も
キャサリン妃やヨルダンのラーニア王妃は、ブルネットのエレガントなロングヘア。巻き髪が華やかで暗めの髪色が知的なイメージです。 王妃に求められるコンサバなイメージを守られています。安心感があるヘアスタイル。行事のときのドレスに合わせたシニヨンヘアのアレンジが凝っていて、一般人には再現が難しそうです。 スペインのレティシア王妃は、ブルネットのヘアにところどころ白髪が見えますが、ファッションや佇(たたず)まいで高貴に見えます。白髪が増えてくるアラフィフ世代にも参考になる憧れヘアスタイルです。 イギリスのユージェニー王女は、よく見るとかなりおしゃれなヘアスタイル。エレガントでモード感があるレイヤードへアでトップにボリュームを持たせて華やかな印象に。ユージェニー王女は帽子のコーデもかなり上級者です。 高貴な中にさり気ないおしゃれを感じさせるロイヤルヘアスタイル。そんな中、かなりパンクでエッジの効いたヘアスタイルに挑戦されたお方がいます。 それは、モナコのシャルレーヌ公妃。元競泳の選手でいらしただけあって、ヘルシーなショートヘアが似合われています。 髪の根本をダークカラーにして、前髪にボリュームを持たせて流すことでフェミニンな印象に。どこかシャーリーズ・セロンを彷彿(ほうふつ)とさせます。お出ましのときにもほとんど笑顔をお見せにならないので「悲しい王女」と呼ばれることもある、アンニュイな雰囲気の公妃様です。