中国の住宅価格「全土で下げ足が加速」の底無し沼 都市の規模や新築・中古を問わず値下がり一色に
供給サイドでも、新たな不動産開発プロジェクトへの投資減少が止まらない。国家統計局のデータによれば、1月から4月までの中国全土の住宅開発投資額は前年同期比10.5%減少した。 不動産市況の底入れの見通しが立たない中、市場では中国政府のさらなるテコ入れ策に期待する声が高まっている。国家統計局の報道官を務める劉愛華氏は、5月17日の記者会見の席で次のように述べた。 「中国の不動産市場は依然として調整局面にある。住宅在庫の消化促進や新築住宅の供給量の最適化などを図る政策措置の検討を急ぎ、不動産業界の新たな成長モデルの構築と高い質を伴う発展を後押ししなければならない」
(財新記者:牛牧江曲) ※原文の配信は5月17日
財新 Biz&Tech