首相、幹事長に対応指示 自民5派閥、収支訂正
自民党総裁の岸田文雄首相は22日の衆院予算委員会で、党5派閥が政治資金収支報告書を過少記載したとして告発された問題に関し、各派閥に速やかに説明させるよう、茂木敏充幹事長に指示したと明らかにした。各派閥が既に報告書を訂正したとも語った。茂木氏は、具体的な内容の早期説明と再発防止を各派閥に求めた。派閥幹部からは「適切に対応する」との表明が相次いだ。 首相は予算委で「国民の信頼という観点から重大な危機感を持たなければならない」と述べた。立憲民主党の野田佳彦氏は収支報告書問題を巡り「氷山の一角ではないか。継続的、構造的に行われてきた可能性がある」と批判した。