感謝と悔しさがいっぱいのアジア選手権最終日【廣中れなのモンゴル滞在記(DAY5)】
朝食会場から持ち帰ったケーキも食べ、日本から持ってきていたドトールのコーヒーもいただきました。やっぱり日本のコーヒーはインスタントでも断然おいしい! 8時、メンズフィジーク選手のみなさんのメイクを行ない、そのまま玄関へ移動しました。車は大きめで、後ろの席に座っていると五味原(領)くんや川中(健介)くんが「脚を伸ばせるし今日主役なんだから助手席どうぞ」と、女子選手に譲ってくれました。なんて優しい子たちなんだ! と感動です。松木(真美)さんが前に座ることになり、私たちは足が伸ばせる席に座らせていただくことに。そしてみんなで会場に向かいます。 モンゴルの方は気性が荒め(?)なのか、クラクションが夜中も朝方も構わず鳴り続けていて、いつぶつかってもおかしくないくらいのスピードと距離で車を飛ばしています。 とくに私たちが乗った車の運転手は飛ばしがちで、他のどの車よりも早く、信号を待つこともなくスムーズに会場につきました。おそらく15分くらいで着いたかな?(笑) 私の出番は最後の最後(ビキニフィットネス168cm以下級)なので、着いてからシートの上にタオルを敷いて足を上げて寝ていました。昨日大会が終わったボディビルやクラシックフィジークの選手たちは丁寧に私たちのサポートをしてくれます。
思ったよりも進行が早く、予定より早めにT-TANのカラーリングに。本来ならば、PROTANでカラーリングをする予定でしたが、前日にステージに立った選手のみなさんの様子を見て、会場の環境や照明などの関係で急遽プロに塗っていただくことになっていました。 カラーリングをし、扇風機の前で乾かしていたのですが、1人、扇風機に入れていない選手を見つけました。回っていない扇風機があったのでそちらの電源を入れ、「こっち使ってください」とご本人にお伝えして一緒に乾かします。「この方お尻すごいなー。笑顔が可愛い」とこっそり思っていました。 カラーリングを終わらせ、たまに軽食も取りながら出番を待ちます。私よりも先にみんなの出番がやって来て、観客席のほうから様子を覗いては、刺激を受けて気を引き締めていました。 いよいよ私の出番です。予選審査がないので一発勝負。私の名前が呼ばれて裏で待機していると、目の前には先ほどカラーリングの部屋で一緒にいたお尻のすごい選手が......。背中もコンディションも良いし、相変わらず笑顔もかわいい。「きっとこの子と1位、2位を争うんだろうな」と勘付きました。