パリで銅・シダマツ五輪後初実戦へ 志田「シダマツらしく全力で」松山「挑戦者の気持ちで」
バドミントンのダイハツジャパンオープンは、20日に横浜アリーナで開幕する。19日は同会場で前日会見が行われ、パリ五輪女子ダブルスで銅メダルを獲得した志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)らが出席した。 五輪後初の実戦へ志田は「小さいときは観客から見る立場で憧れる舞台。五輪が終わって初めての国際大会。一つ一つ勝ち上がって一番高いところにいけたら。シダマツらしく全力でプレーできたら」。松山は「私たちらしいプレーと、楽しんで試合ができればと思っている。みなさんにも楽しんでいただけたら」と意気込みを語った。 パリ五輪では女子ダブルスとして日本勢2大会ぶりの表彰台となる銅メダルを獲得。人気は急上昇で、2人ともにテレビに引っ張りだこ。インスタグラムのフォロワーは志田、松山ともに2倍以上に増えた。松山は「空港や、会社で大勢の方が迎えてくれて五輪のすごさを感じた」とし、志田も「テレビの収録、取材など初めての経験。改めて五輪はすごい舞台だと感じた」と振り返った。 今後は女子ダブルスのエースとして日本を引っ張っていく立場となる。志田は「メダルストの実感が湧いているわけではない。足りないことだらけ。極めていけたら」と話し、松山も「銅メダルを取って、『バドミントン見たいな』という人が増えたらないいなと思いますし、自分は引っ張っていく感覚が分からないので、いつも通り挑戦者の気持ちで挑みたい」と話した。