阪神、歴代最強の助っ人打者ランキング1~5位
阪神タイガースの38年ぶり2度目の日本一達成で幕を下ろした2023年のプロ野球。日本シリーズで印象的な活躍を見せた1人が、シェルドン・ノイジーだろう。チーム初本塁打を含む2ホーマーを放ち、第7戦では決勝3ランを記録。シリーズの優秀選手賞にも選出された。過去を振り返ると、阪神に欠かせない存在となった助っ人たちが数多くいた。ここでは、阪神の歴代助っ人外国人選手をランキング形式で振り返る。【野手編】 【写真】プロ野球、球団別歴代助っ人ランキング(投手・野手) ※成績はチーム在籍期間の通算成績、ランキングはこれを基準に作成。
第5位 マイク・ラインバック
右投左打 外野手・内野手 在籍年数 5年(1976~1980) 成績 565試合、打率.296、598安打、94本塁打、324打点、28盗塁 シュアな打撃が売りのラインバック。全力疾走を怠らず、ガッツあふれるプレーでファンを沸かせた。 アメリカ合衆国出身、身長188センチ、体重88キロ。カリフォルニア大ロサンゼルス校から、1970年のMLBドラフト1巡目(全体の17番目)でボルティモア・オリオールズに入団。74年に同球団でメジャーデビューを果たすも、12試合の出場に留まり、メジャーの舞台はこの年が唯一となる。 1976年に来日し、阪神に入団。初年度は主に3番として打率.300、22本塁打、81打点をマークする活躍を見せた。2年目の77年には打率.325、14本塁打、62打点でベストナインを獲得。14盗塁を決めるなど、機動力も発揮した。全試合出場を果たした1979年には打率.309、27本塁打、84打点とキャリアハイの成績。同年から2年連続でオールスターゲームにも選出された。 退団後は母国へ戻ったが、1989年に自動車事故によって39歳の若さで逝去している。
第4位 ジョージ・アリアス
右投右打 内野手 在籍年数 3年(2002~2004) 成績 367試合、打率.265、357安打、95本塁打、273打点、4盗塁 「第3次ダイナマイト打線」の一角を担ったアリアス。パワフルな打撃で多くのアーチを架けた。 アメリカ合衆国出身、身長180センチ、体重86キロ。アリゾナ大から、1993年MLBドラフト7巡目でカリフォルニア・エンゼルス(現ロサンゼルス)に入団。96年に同球団でメジャー昇格を果たし、84試合に出場。打率.238、6本塁打28打点の成績を残した。翌97年途中にサンディエゴ・パドレスに移籍。計3シーズンプレーしたが、マイナーとの行き来をする生活だった。 パドレスを退団後、メキシカンリーグを経て、2000年に来日。オリックス・ブルーウェーブでは、2年間で64本塁打をマークするなど長打力が光った。この打棒を期待され、阪神への移籍が決まった。 阪神では、初年度となる2002年から32本塁打、82打点の成績。チームの打撃成績が率、本塁打、得点でリーグ5位に甘んじる中、助っ人として期待通りの活躍をみせた。 そして2003年、本塁打、打点でタイトル争いに食い込むほどの活躍を見せ、最終的に38本塁打、107打点をマーク。ベストナイン、ゴールデングラブ賞(ともに一塁手部門)にも輝くなどリーグ屈指の成績を残し、18年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。 阪神3年目の2004年も25本塁打に加え、自身最高の打率.272をマークしたが、チーム成績がふるわなかったこともあり同年限りで退団。その後、米マイナーリーグ、メキシカンリーグを経て、2006年に読売ジャイアンツでNPB復帰したが、結果を残せなかった。