欧勝海に“青獅子”化粧まわし 鳴戸部屋九州後援会、十両昇進祝い贈る
大相撲九州場所で唐津市に宿舎を構える鳴戸部屋から2人目の関取となった欧勝海(おうしょううみ)(23)=石川県出身=の十両昇進を祝う化粧まわしが5日、唐津市役所で贈呈された。欧勝海は「唐津市、玄海町の皆さんに応援してもらえるような相撲を取る」と力を込めた。 鳴戸部屋は2017年の九州場所から唐津市浜玉町に宿舎を構え、市と総合交流宣言を結んでいる。鳴戸杯少年相撲大会の開催や施設への訪問など地域との交流を盛んに行っている。 化粧まわしは鳴戸部屋九州後援会が贈り、制作費約250万円のうち唐津市が90万円、玄海町が30万円を補助した。22年に部屋初の関取となった欧勝馬(27)に贈った化粧まわしは唐津くんちの1番曳山(やま)「赤獅子」(刀町)をデザインしており、今回は2番曳山「青獅子」(中町)をあしらった。 贈呈式には両関取のほか、鳴戸親方(元大関琴欧洲)、後援会の服巻信也(のぶや)会長や峰達郎唐津市長、脇山伸太郎玄海町長が出席した。服巻会長は「この化粧まわしを着け、素晴らしい成績を残して」と激励した。 欧勝馬は贈られたまわしで臨んだ22年の九州場所で十両優勝を果たした。欧勝海は今年の唐津くんちで青獅子を見たといい、「縁起のいいまわし。優勝を目指すという気持ちで、自信を持って相撲を取っていきたい」と決意を示した。(松岡蒼大)
松岡蒼大