<ガンダム>45周年の挑戦 「復讐のレクイエム」「銀灰の幻影」の新たな映像表現 小形尚弘Pインタビュー
◇「閃光のハサウェイ」第2部はどうなる?
「復讐のレクイエム」「銀灰の幻影」は共に宇宙世紀作品だ。50周年に向けてどのような展開を考えているのだろうか? ファンが待ち望んでいる「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の第2部も気になるところだ。
「『水星の魔女』『SEED FREEDOM』と続き、50年周年に向けて、もちろんオルタナティブシリーズもしっかりとやっていくのですが、この秋からはガンダム全体的に宇宙世紀に振る流れになっております。「閃光のハサウェイ」の第2部は絶賛制作中です。お待たせしていますが、できる限り早くにお届けしたいです。皆さんが見たいもの以上の映像になっていると思いますので、期待していただければ」
3Dによる新たな映像表現に挑戦しているが、サンライズ(バンダイナムコフィルムワークス)は、手描きのロボットアニメの技術、表現に関しては世界最高峰であることは間違いない。
「今後、海外を含めた展開が鍵になっていますが、『閃光のハサウェイ』の映像が 『復讐のレクイエム』のようになるわけではありません。Unreal Engineだからできることもあれば、2Dだから表現できることもあります。これまで培ってきたメカアクション、人間ドラマ、2Dのガンダムが本丸になることは変わりません。将来に向けて挑戦しながら、映像を進化させていこうとしています。世界を見渡してもほかのどこもやっていないようなロボットアニメがサンライズの強力な武器であり、そこを大事にしつつ、新しい技術や表現を取り入れて、より多くの人に見ていただける作品を作っていこうとしています」
「ガンダム」シリーズの進化は止まらない。今後も約45年にもおよぶ伝統を受け継ぎながら、新たな表現を見せてくれるはずだ。