3連休は関東以西で夏日続出 10月中旬なのに30℃以上真夏日も 連休明け以降も東京は夏日続く予想
この3連休は、10月も中旬だというのに関東から西では25℃以上の夏日が続出する予想。また、沖縄以外でも西日本を中心に30℃以上の真夏日となる可能性がある。湿度は低いものの、3連休中は季節逆戻りの暑さとなるため、外出や運動会などは周囲と声を掛け合いながらこまめな水分補給を心掛けたい。連休明け以降も夏日が続き、東京都心などでは過去最多となっている夏日日数をさらに更新し、記録的な暑さとなる可能性がある。
東京都心は今年146日目の夏日に
3連休初日の12日(土)は午前中からよく晴れている所が多く、午後2時までの最高気温は熊本27.9℃、大阪27.6℃など、気温を観測している全国914地点のうち320地点で25℃以上の夏日となっている。東京都心は10月中旬にも関わらず午前中から25℃を超え、昼過ぎには25.8℃まで上昇。東京都心は今年146日目の夏日となり、過去最多となっている夏日日数をさらに更新した。また、名古屋は最高気温27.2℃を観測し、今年153日目の夏日となって2013年と並び過去最多の夏日日数となっている。
3連休は昼間の暑さと一日の寒暖差に注意
13日(日)からスポーツの日である14日(月・祝)にかけても秋晴れの所が多く、日ざしが気温を押し上げる見通し。関東から西の最高気温は25℃超えが続出し、大阪では両日ともに29℃と30℃近くまで上がる予想。また、13日(日)は熊本で30℃と沖縄以外でも真夏日が予想されている。湿度は低くカラッとしているものの、3連休中は季節逆戻りの暑さとなるため、外出や運動会などは周囲と声を掛け合いながらこまめな水分補給を心掛けたい。 なお、朝晩は空気がヒンヤリし、薄着だと肌寒く感じそう。一日の寒暖差が大きくなるため、服装で上手く調節して過ごした方がいいだろう。
連休明け以降も夏日続く まだ30℃予想も
連休明け15日(火)以降も、関東から西では最高気温は25℃を超える日が多い見通し。関東は晴れて、東京都心では次の週末にかけても夏日が続く予想。過去最多となっている夏日日数をさらに更新しそうだ。東海から九州にかけては、鹿児島など30℃以上となる所もある見通し。
気象庁からは、沖縄から東北にかけて16日(水)ごろからの約5日間は平年よりかなりの高温になる可能性があるとして、「高温に関する早期天候情報」が発表されている。また、関東甲信と東海は向こう1か月程度もこの時季としては気温が高くなるとして、「長期間の高温に関する全般気象情報」も発表されている。体調管理に加えて、農作物の管理などにも十分な注意が必要だ。 (気象予報士・鈴木悠)