あす（月・成人の日）にかけて冬型の気圧配置が続き、北陸では今夜から雪の降り方が強まりそうです。北陸は、沿岸部の雨も今夜以降は雪に変わり、あすにかけては平地でも大雪のおそれがあります。土砂災害や、なだれ、路面状況の悪化に注意、警戒が必要です。また、寒さも厳しくなるため、体調管理にも十分にお気をつけください。

7日(日)午後9時と8日（月・祝）午前1時の雨・雪の予想

　あす（月）にかけて冬型の気圧配置が続き、上空に寒気が流れ込んできます。北陸の沿岸部では、きょう（日）の日中は雨脚の強まる所もあるでしょう。夜からは沿岸部でも雪に変わっていき、あす（月）の昼頃にかけて、北陸中心に発達した雪雲が流れ込みそうです。短い時間で積雪が増えるおそれがあり、平地でも大雪となる所があるでしょう。

24時間予想降雪量

　能登の平地でも、あすの正午にかけて30センチ前後の雪が降る予想です。雪だけでなく風も強まり、また、積雪によって周辺や足元を確認しにくくなるおそれがあります。凍結など、路面状況の悪化などに十分な注意が必要です。また、大気の状態が不安定となるため、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要となります。少しでも安全な場所でお過ごしください。きょう（日）は、西日本や東日本の太平洋側でもにわか雨や、にわか雪の所があるでしょう。

8日(月・祝)の天気・気温の予想

　寒気の影響で、あすは朝から気温がほとんど上がらず、輪島の最高気温は3℃と、厳しい寒さになるでしょう。さら冷たい北よりの風も強く吹くため、風を通しにくい場所でお過ごしください。 　北海道の日本海側もあす（月）にかけて大雪やふぶきとなる所があり、長野県や関東北部の山沿いも、大雪となる所があるでしょう。交通機関への影響にご注意ください。 　晴れ間の出る太平洋側も、日中の気温が10℃に届かない所がほとんどで、冷たい北風も強く吹きそうです。

週間予報(天気・気温)

　火曜日以降も北陸では雨が降りやすい日が続きそうです。なだれや雪解けによる土砂災害、道路の冠水などにも注意が必要です。 （気象予報士・及川藍）