[山口県]山口銀行トップ シェア6割 24年県内企業メインバンク 東京商工リサーチ調べ
東京商工リサーチ山口支店は、2024年メインバンク調査結果を公表した。県内に本社を構える企業のメインバンクは山口銀行が9146社(シェア59・37%)でトップを維持した。 東京商工リサーチの企業データベースから県内1万5406社のメインバンクを集計した。2位は西京銀行で1991社(同12・92%)、次いで西中国信用金庫1381社(同8・96%)、東山口信用金庫549社(同3・56%)、萩山口信用金庫457社(同2・97%)と続いた。 前年と比べるとシェアは山口銀行は0・22ポイント減少し、西京銀行は0・25ポイント増加。上位4位の順位に変動はなく、前年6位の萩山口信用金庫はシェアを0・06ポイント増やして5位に順位を上げた。 中国5県の企業のメインバンクは、広島銀行がシェア17・32%でトップ。次いで中国銀行15・78%、山陰合同銀行10・49%と続き、4位の山口銀行は9・73%、5位のもみじ銀行は7・41%。各地区の有力地銀が上位を占めた。 東京商工リサーチ山口支店は、企業倒産が増える中で金融機関に事業再生支援などの力量も問われているとし、「取り組み次第ではメインバンクの変更が進む」と指摘している。