「命は取り返しがつかない」松下洸平“牧野”、人間のもろさを説く姿に「心に刻んでほしい」の声<放課後カルテ>
松下洸平主演のドラマ「放課後カルテ」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系/※Hulu・TVerでも配信)の第2話が10月19日に放送。松下演じる牧野の言葉やAEDによる救命シーンに、Xでは「心に刻んでほしい」「勉強になった」といった投稿が相次いでいる。 【写真】言い合いをする森川葵“篠谷”と松下洸平“牧野” ■学校医が主人公の保健室ヒューマンドラマ 日生マユの同名漫画(講談社「BE・LOVE」所載)が原作の本作は、世代を超えて多くの読者から愛されている作品を初めてドラマ化。学校医として小学校に赴任してきた、文句ばかりで口も態度も大きい問題の小児科医・牧野(松下)が、鋭い観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す保健室ヒューマンドラマとなっている。 ■「保健室に行ってはいけない」という噂が流れてしまい… 小学校の体育館では、6年生を対象にAED講習を実施していた。真剣に話を聞こうとしない児童たちに、牧野(松下)は命の大切さを訴える。そんな中、理子(中村たんぽぽ)は「牧野が患者を殺した」という啓(岡本望来)の言葉が気になっていた。 啓と理子の話を耳にした児童たちは、「病気をでっちあげる」などとうそのうわさを拡散し、「保健室に行ってはいけない」と吹聴する。篠谷(森川)は牧野の普段の言動にも一因があると指摘するが、牧野は全く聞く耳を持たない。そんな中、腹痛が我慢できなくなった理子は、誰もいない保健室にこっそり入るが、牧野に見つかってしまう。 おなか以外にも異変が起こっていることに驚いた理子は、啓の忠告を無視して牧野に助けを求める。牧野は理子の症状から「IgA血管炎」と診断し、改めて啓ら児童たちに病気を放置することの危険性を伝えるのだった。 そんな中、4年生の勇吾(湯田幸希)が突然、緊張性気胸で倒れてしまう。緊急処置を施す牧野のおかげで事なきを得たが、以前「度胸試し」で木から飛び降りた際に失敗し、体を強く打ち付けていたことが原因だった。その理由を知った牧野は、勇吾と遊んでいた朝陽(渋谷いる太)を病院に連れていき、命の大切さや「遊び」による危険性と人間のもろさを説く。 ■倒れている老人を助ける啓 一方、入院中の弟・直明(土屋陽翔)と電話をしていた啓。「先生に会いたい」とこぼす直明の言葉が気になりつつ、牧野を極端に嫌っていた。 そんな中、帰路中に倒れている老人を見かける。突然のことに驚き、焦りつつも牧野の言葉を思い出しながら警察へ連絡し、AED処置の準備をする。しかし、目の前の状況にパニックなり、牧野に電話をかけて助けを求める啓。電話越しに指示を受けてAEDによる緊急処置をするが、改善の兆しが見えないことに恐怖を感じ、涙をこぼす。すると、電話中に駆けつけてきた牧野の処置も加わり、病院へ。無事に一命をとりとめたのだった。 牧野を嫌っている啓と牧野の距離が縮まったワンシーン。しかし、ラストでは啓が牧野に「なんで弟を見捨てたの」と訴えるシーンで幕を閉じた。SNSでは「勉強になり学べるドラマ」「大事なことを思い出させてくれる」「AEDの勉強になった」「見入ってしまった」「牧野先生の言葉も心に刻んでほしい」といった投稿が相次ぎ、反響を呼んでいる。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部