【BCマイル】「危険な人気馬」米国のG1連勝カールスパクラー「非常に厳しい枠」とブラウン師
地元米国でG1連勝中の先行馬カールスパクラー(牡3、C・ブラウン)は危険な人気馬だ-。G1を連勝中で、欧州勢に対抗する地元馬として期待を集めているが…。 前走キーンランド競馬場で行われたG1ターフマイルの勝ちタイムは1分34秒2。同じチャド・ブラウン厩舎の馬がワンツーを決めた同日同距離の牝馬限定G1ファーストレディSは勝ちタイムが1分33秒8だった。見た目以上に楽な逃げで、最後は差を詰められていたことを考えると、過大評価は禁物だ。 今回は大逃げを武器にするゴリアドがいて、自身は大外枠。過去2回のデルマー開催のBCマイルは17年ワールドアプルーバルが5番ゲート、21年スペースブルースが2番ゲートから勝っているように内枠が有利の舞台で、厳しい展開になりそうだ。 主催者の公式リリースでブラウン師は「(12頭立ての大外枠は)非常に厳しい枠になるでしょう。ダートのレースではキックバックを受けないために外枠を好む馬もいますが、芝のレースではみなさんもご存知の通り、コーナーがきつく、ポジションを奪うのが大変です」と嘆いている。