フィリピン、ミサで爆発4人死亡 ミンダナオ島の大学
【マニラ共同】フィリピン南部のミンダナオ島中部マラウイで3日、キリスト教のミサが行われていた大学の体育館で爆発が起き、政府や地元警察によると4人が死亡、数人が負傷した。爆発物が持ち込まれたとみられ、マルコス大統領は「外国のテロリスト」による犯行として非難し、治安当局に市民の安全確保を命じた。 歴史が生んだ「世紀の難問」…イスラエル、パレスチナの争いはなぜ始まった
マラウイはイスラム教徒が人口の多数を占める。ミンダナオ島では、独立を目指すイスラム勢力が政府軍と40年以上、戦闘を続けてきた。モロ・イスラム解放戦線(MILF)は2014年、武装解除と自治政府樹立で中央政府と合意し、19年に暫定政府が発足。25年の自治政府樹立を目指している。