自民党「トロイカ体制」の終焉で浮上する「今国会での解散」論
岸田政権を支えてきた自民党内の「トロイカ体制」が揺らいでいる(yu_photo/Shutterstock.com)
1月26日に開会した第213通常国会は異例な形でのスタートとなった。 普段なら最初に総理大臣が今年1年の施政方針演説を行い、与野党の代表がそれに対して質問する論戦から始まる。しかし今国会では施政方針演説の前に衆参の予算委員会での集中審議が行われた。なぜか。言うまでもなく、去年の暮れから年明けにかけて永田町を席巻した、自民党安倍派をはじめとする派閥パーティーの裏金事件に対する説明を野党側が強く求め、岸田文雄総理や自民党側としても無下にできなかったからだ。 「党の役職停止ではすみませんよ。しっかりと出処進退を考えて欲しい」
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永田象山