「僕これからどうなるの…?」汚れて疲れ切った表情の老犬が、“優しい里親さん”に出会って激変!
ピカピカのお家の中で、オモチャを前にピョンピョン跳ねて「遊んで遊んで」アピールをする真っ黒のダックスフンド・チャビー。推定年齢10歳ほどのオスのワンコです。 【画像】暖かい家族に囲まれて微笑むチャビー
いつも明るいチャビーは、実は元保護犬
いつも明るく笑顔を振り撒く人懐っこいチャビーは、この家に来てまだ5カ月ほど。その屈託のない笑顔からは、まったく想像できない過去を持つワンちゃんでした。 実はチャビー、2024年3月に埼玉県動物指導センターに収容された「元保護犬」。収容された経緯は不明ですが、人気の犬種であるため、おそらく飼い主から棄てられたワンちゃんではないかとのことです。 収容時は自慢の真っ黒ヘアも汚れまくっていて、疲れ切った表情を浮かべていました。 「僕これからどうなるの?」と言わんばかりのかわいそうなチャビーに手を差し伸べたのは動物保護団体、restartdog LIEN(リアン・@restartdoglien)。 保護された後、前述の里親さんに迎え入れられるまで、しばし団体と提携する預かりボランティアさんの家で過ごしていました。
「うちの家族になってほしい」という声が
「保護犬を迎え入れたい」と思う人であっても、大半は年齢の若いワンちゃんを望むもの。推定年齢10歳のチャビーに、そう容易く里親さんが見つかるとは考えられていませんでした。 そして、後にチャビーはクッシング症候群というホルモン病を患っていたことが判明。老犬にして持病があるワンちゃんは、さらに里親さんと結ばれるハードルが上がるものです。 しかし、それでもチャビーは日々元気に過ごし続け、人間はもちろん他の犬ともいつもニコニコ接し明るい日々を送っていました。 そんなチャビーを前に、「うちの家族になってほしい」という声がかかりました。「老犬で持病があったとしても、そのすべてを丸っと受け入れたい」と言ってくれた優しい里親希望者さん。団体で募集していた保護犬全てを閲覧・検討した上で、チャビーを選び抜いてくれたのだそうです。 預かりボランティアさんの家から、里親希望者さんの家まではクルマで3時間。遠方ではあったものの、預かりボランティアさんはチャビーの幸せを願って、がんばって連れて行きました。