どんな由来があるのか知ってる? バイクにまつわる専門用語
●ネイキッド 「ネイキッド」はカウルに覆われていない、もっとも標準的なバイクのことで「ネイキッドバイク」と呼ばれています。 英語で「Naked」は「裸」や「むき出し」といった意味があり、車体がカウルで覆われたフルカウルのバイクに対し、エンジンがむき出しの状態となっているスタイルから、そう呼ばれるようになりました。 ●ナナハン 「ナナハン」とは、排気量750ccのバイクを呼びやすくした愛称のことです。ひと昔まえはナナハンという言葉が大型バイクの代名詞となっていましたが、現在は死語となっています。ちなみに、50ccの原付バイクは「ゼロハン」とも呼ばれていました。 ●タンデム 「タンデム」はバイクで2人乗りをすることで、「Tandem」はラテン語で「縦に並んだ」という意味。もともとは2頭の馬を縦につなげた馬車のことを、タンデムと呼んでいました。 それが、いつしかバイクで2人乗りをすることを「タンデム走行」と呼ぶようになったのが言葉の由来です。 ちなみに、バイクの2人乗りで後部座席の同乗者のことを「タンデマー」または「パッセンジャー」と呼び、後部座席のことを「タンデムシート」といいます。 ●メットイン 「メットイン」は、スクーターのバイクのシート下に設けられた収納スペースのこと。主にヘルメットを収納することを想定してつくられているため、メットインと呼ばれています。 メットインという言葉は一般的に広く浸透していますが、じつはホンダの登録商標。そのため、他社メーカーのカタログ上では「シート下トランク」などと表記されています。 ※ ※ ※ バイクに長く乗っている人ほど、知識が増えて語源や由来がわからない言葉も増えて来ると思います。気になるバイク用語をみつけたら、そのルーツを自分で調べてみるのもおもしろいかもしれません。
Peacock Blue K.K.