光の祭典「ルクス・ヘルシンキ」開催へ テーマは「どこかの物語」
毎年恒例の光の祭典「ルクス・ヘルシンキ(Lux Helsinki 2025)」が1月8日~12日、ヘルシンキ市内各所で開催される。(ヘルシンキ経済新聞) 一年で最も暗い時期となる1月に、ヘルシンキの見慣れた建物や空間をアート作品に変える同イベント。今年のテーマは「どこかの物語」。作品を通して「未来や過去、夢について、どこか遠くの場所からのメッセージを物語に乗せて伝える」という。 期間中、イギリス人アーティスト「イルミナフォニウム」のインスタレーション「コンティニュアム」を中央駅前広場に展示。デンマーク人アーティスト集団「バーティゴ」の彫刻作品「ウエーブ」は元老院広場で観賞でき、来場者は長さ100メートルほどの光の彫刻の中を歩くことができる。 フィンランド人ライトアーティスト「カリコラ」のインスタレーション「ジャスト・グリーン」をエスプラナーディ公園に展示。カイボプイスト展望台では、フィンランド人アーティストのペッカ・ニットゥビルタさんとティモ・アホさんによるインスタレーション「ラインズ」が、2100年から2300年の間に海面がどれだけ上昇するかを表現する。カイボプイスト公園では、フィンランド人アーティストのイルッカ・パロニエミさんの作品「サイズミク・パルス」を展開し、1980年に廃止された旧鉄道の線路に沿って光を照らす。 1月9日・10日には「ルクス・モーニング」を開催し、市内中心地のいくつかのアート作品を朝7時から9時までライトアップする。 ルクス・ヘルシンキのライトアップ時間は17時~22時。
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