松山ケンイチ、“ルシファー役”藤原竜也は“そのまま”?福田組は「台本が当てにならない」と染谷将太 『聖☆おにいさん THE MOVIE』インタビュー
映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』(福田雄一監督)でダブル主演を務めている松山ケンイチと染谷将太。本作は、中村光氏のギャグ漫画『聖☆おにいさん』(講談社「モーニング・ツー」連載中)が原作となっている。イエス役の松山、ブッダ役の染谷に福田組のアドリブ満載の作品の見どころを聞いた。 【動画】松山ケンイチ&染谷将太、藤原竜也との共演シーン裏話明かす「デスノートのプロデューサーだから成立した」 ■松山&染谷、福田組は「他の現場では経験できないことがたくさん」 ――福田組の撮影現場はいかがでしたか? 松山:他の現場では経験できないことをたくさんさせてもらえる現場でした。 染谷:そうですね。台本が当てにならないということを痛感しました。台本さえ理解しておけばなんとか対応できる、台本は自分を守ってくれる存在…と考えて役者をやってきましたが、覆されました(笑)。 松山:宇宙旅行みたいな感じだったよね。特に二朗さんとのアドリブ10分のワンカットは、そんなことありえないと思う。 染谷:自分が今どこにいるのかわからなくなったというか。「今何役だったっけ?」みたいな。フッと隣を見るとイエスの格好した松山さんがいて、「そうだ!『聖☆おにいさん』だ!」と我に返る瞬間がありました(笑) 松山:とんでもない経験だよね。 ――アドリブも多かったと思いますが、思いっきりやれるのは楽しいものですか?それともプレッシャーの方が大きいですか? 松山:ただ見て笑っていられれば楽しいんですけど、そうではないので(笑)。イエスとブッダとしてどう成立させるかは常に考えさせられました。 染谷:そう。仕事ですから(笑)。我々も必死でしたよね。 松山:僕も結構脱線タイプだから、染谷君は相当苦労したんじゃないですかね。一歩間違うと余計なことも喋っちゃうから(笑)。 染谷:次のシーンに行くためのきっかけセリフをブッダが言うことが多かったので、監督から「ある程度のところでこのセリフは言ってね」という指示がありました。なので、“頃合いを見る”という役割も意識していました。 松山:ありがたかったです。