上海で国際輸入博覧会が開幕 世界各国の企業が商品紹介 李強首相“経済目標達成に自信”
日テレNEWS NNN
中国・上海で、世界各国の企業が商品を紹介する国際輸入博覧会が始まりました。李強首相は開幕式で、景気の減速を認めた上で、経済目標の達成に自信をのぞかせました。 輸入博覧会は、中国市場を世界にアピールする目的で毎年行われていて、ことしは世界152の国と地域から、およそ3500の企業などが参加しています。外資の対中投資が冷え込む中、李強首相は開幕式で、「景気の下降圧力に直面しているが、政策手段も豊富にある」「ことしの経済目標の達成に自信を持っている」と強調しました。 日本からは、JETRO=日本貿易振興機構のブースで、成長が見込まれているペット関連の商品のほか、およそ1年ぶりに輸出が再開されることになったニシキゴイの関連商品などが展示されました。 また、大阪・関西万博の公式キャラクターも登場し、来年に迫った万博の開催をアピールしました。 一方、日本企業の出展数は公表されていませんが、去年より減少しているとみられます。中国では、日本人の児童が刺され、死亡する事件も発生しており、中国のビジネス環境を不安視する声も広がっています。