かつてドイツ人建築家も魅了 子どもたちがつくる横手の「カマクラ!」
みちのくの五大雪まつりの一つ、秋田県横手市の「横手かまくら」。その歴史はおよそ450年。毎年、小正月の2月15日、16日に行われている。 1936年、横手を訪れたドイツの建築家ブルーノ・タウトが著書『日本美の再発見』で次のように記している。「すばらしい美しさだ。これほど美しいものを私はかつて見たこともなければ、また予期もしていなかった。これは今度の旅行の冠冕(かんべん)だ。この見事なカマクラ、子供達のこの雪室は!」とかまくらに魅了されたこと綴っている。 「横手の雪に触れてみて、ぜひかまくらにも入ってほしい。あの独特の空間の中で、地元の子供達と話をしてほしい。」と横手市観光協会かまくら委員長の照井吉仁さんは言う。旅の魅力は、そこで出会った人との思い出が大きい。事実、この横手の雪まつりはリピーターも多いという。 (2017年2月撮影)