一人暮らしの高齢世帯 2050年に32道府県で20%超え 人口問題研究所が推計を発表 自治体が中高年の婚活支援も
■配食・移動行政・・・自治体の様々な支援策 高齢者の一人暮らしが増える中、各自治体もさまざまな支援策を講じています。 高齢化率が48.3%と、福岡県内で最も高い東峰村では、776世帯のうち、238世帯が65歳以上の単独世帯です。 支援策として緊急通報システムを設置して、もしもの時はスイッチを押せば家族や病院、民生委員などに一斉連絡できるようにしています。 また、週2回、配食サービスを行い、見守りを強化しています。 佐賀県唐津市では市役所までの移動が困難な高齢者のために、車両を使った移動行政サービス「どこでも出張市役所」を今年5月から始めました。 九州初の取り組みで、マイナンバーカードの申請や証明書の交付など、20の行政サービスを提供しています。 衆議院選挙の時は投票所の役割も果たしたということです。 ■自治体が婚活支援も 単身の高齢世帯が増える要因に中高年の未婚者が増えていることも挙げられます。 佐賀県が委託する婚活サービス「さが出会いサポートセンター」では、50代、60代の登録者も年々増加傾向にあり、2024年4月時点で70人が登録しています。 グループでの婚活パーティーではなく、1対1のお見合いをセッティングすることで、これまでに19人が成婚したということです。 未婚の人が増え、単身世帯が増加していく中、社会での孤立を生まない仕組み作りも求められています。
RKB毎日放送
【関連記事】
- 「逆らったらクビにされる」ペットショップ”勤務中”に起きた性加害 経営者の男(66)が複数の女性従業員に 裁判で明らかになった支配の構図と恐怖心
- 15年以上に及ぶ路上生活と売春 ”睡眠不足になるほど客をとった” 姉への強盗殺人罪に問われた妹(52) 収入はほぼ知人の女に送金と証言 ふたりの不可解な関係
- 「言うことを聞かないと殺される」12歳女子児童に性的暴行加えた20歳の男 通学路で起きた卑劣な犯罪に、判決は懲役6年6か月
- 「財布がなくなった」女子高校生の相談にゲームセンターの店長がとった”とっさの判断”「靴をみました」
- 将来の総理候補が落選した理由~裏金問題だけではない 自民・武田良太氏(56) 3つの敗因