ネット動画も快適! パナソニック「Fire TV搭載ビエラ」の“進化と継承”
Amazonプライム・ビデオで配信されているULTRA HD画質の映画やドラマなどの映像をコンテンツを、よりクリエイターの意図に近づけて再現する「FILMMAKER MODE」(フィルムメーカー・モード)という映像モードも加わりました。音声はDolby Atmos(ドルビーアトモス)対応です。 Amazon Music Unlimitedが配信する空間オーディオの音楽コンテンツとも好相性でした。特に上位モデルのZ95AとZ90Aは、テクニクスがサウンドを監修した立体サウンドシステムを内蔵しているので、サウンドバーを買い足さなくても没入感あふれる音楽や映画コンテンツの鑑賞が楽しめます。ステレオ制作のコンテンツのサウンドを立体化する機能も搭載しているので、特に音楽配信系のコンテンツは新しいビエラで楽しむと、発見できることが多々ありそうです。
もうひとつ付け加えると、アマゾンのモバイルアプリ「Fire TV」を入れたiPhoneやAndroidスマホをリモコン代わりにして、Fire TV搭載ビエラをコントロールできます。付属のリモコンと、Alexaによる音声操作に加わる第3の操作方法として覚えておいて損はありません。
アマゾンの西端氏は、パナソニックのビエラが「FireTVのスマートテレビとしては画質もトップクラス。独自の便利機能も、今後のFire TVを搭載するスマートテレビのリファレンスになり得る」として、まさしく両社のビジョンが結実したプロダクトであることを強調しています。アマゾンのコンテンツサービスとの相性もバツグンに良い、Fire TV搭載のビエラは体験する価値が大いにあります。
■ 著者 : 山本敦 やまもとあつし ジャーナリスト兼ライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。独ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」を毎年取材してきたことから、特に欧州のスマート家電やIoT関連の最新事情に精通。オーディオ・ビジュアル分野にも造詣が深く、ハイレゾから音楽配信、4KやVODまで幅広くカバー。堪能な英語と仏語を生かし、国内から海外までイベントの取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。
山本敦