Windowsの「フォト」アプリが強化、UIや表示が便利に
米Microsoftは6月20日(現地時間)、写真ビューワー機能とメディアインポート機能を強化した「フォト」アプリを発表した。まずは「Windows Insider Preview」ビルドのCanary/Dev チャンネルでテストされる。 【画像】画面の左上には主要なアクションを集約 今回のアップデート(v2024.11060.20004.0)では、主要なアクションへ簡単にアクセスできるよう、ビューワーのユーザーインターフェイスが見直された。 まず、画面の左上には[スライドショーの開始]や[共有]といったコマンドが集約され、常に表示されるようになった。オーバーフローメニューに隠れていないため、すぐにアクセスできる。 画面の右上には、Microsoftアプリ専用のセクションが設けられた。写真ギャラリーへのアクセス、ビデオエディター「Clipchamp」での編集、「OneDrive」で開くといったアクションが集約されており、主に外部アプリとの連携が行える。 画面の右下には、ダイナミックズームスライダーが配置される。元のサイズの10%から800%の範囲で画像を自由に拡大・縮小可能。 画面の左下は、メタデータ情報の表示エリアとなっている。ユーザーからの要望が特に多かった写真のファイルサイズや寸法もここで確認できる。 加えて、メディアをインポートするダイアログには、デバイスから写真やビデオの転送を開始するタイミングを選択・管理するためのオプションが追加された。デバイスを接続してすぐインポートするか、あとでインポートするかを選べる。 そのほかにも、Windows App SDK移行・マルチプロセス化による恩恵にも期待したい。ビューワーの読み込み速度が2.1倍改善するとのこと。
窓の杜,樽井 秀人