スノードームに見立てた電飾クリスマス電車…広電、24日まで車内にはツリーも
広島電鉄は3日、車体をイルミネーションで飾り、車内にツリーなどをしつらえた冬の風物詩「クリスマス電車」の運行を始めた。今季は「あたたかくやさしい広島のまちを走るスノードーム」がテーマ。窓の大きなドイツ製車両をスノードームに見立て、車内の装飾に力を入れた。
1928年に製造された「238号」(通称・ハノーバー電車)を使用。車内には、クリスマスツリー2本のほか、星形など約200個の飾りをあしらい、暖かい色の照明でスノードームの内部を表現した。レトロな木製座席など日本の車両にはない設備と相まって、ヨーロッパのおとぎ話の世界のような雰囲気が包む。
クリスマス電車は24日まで、夜間の貸し切りを中心に広電本社前―紙屋町西―横川駅間などを走る。21日午後にはキャンペーンとして、広電西広島から原爆ドーム前まで3便を無料運行。広電ホームページ上の専用フォームで乗客を募っている。