能登半島…この夏、どこなら観光できる? 最新マップが話題に 進む復旧、施設再開「ぜひ今の能登を見てほしい」
2024年1月1日に起きた能登半島地震。発生から半年以上たち、被災地ではお出かけが可能なスポットも増えてきているそうです。「この夏おすすめの能登を伝えたい」と、石川県在住のアニメ作家・名取祐一郎さん(@natoriyuichiro)が、観光可能な能登の観光地を示すイラスト地図をXに投稿し、話題を集めています。投稿には8月13日時点で1800件近い「いいね!」とともに、「とても分かりやすい地図ですね」「能登半島の観光地がわかりやすくて参考になります」といったコメントが寄せられています。 【地図】これはわかりやすい!…観光可能な観光地をまとめた、能登半島のマップを見る 今回の地図は、能登半島広域観光協会が運営している能登デスク(@notodesk)と、石川県庁広報戦略課と協力して制作したものだそう。能登デスクは、JR金沢駅構内にある金沢観光案内所で能登半島への旅の案内人をしています。名取さんや能登デスクに、今の石川県の様子やおすすめの観光コースなどを聞いてみました。
イラスト地図を新しく作成した思いとは…
イラスト地図を新たに作成した背景には、名取さんがこれまでにも石川県のイラスト地図を投稿してきた経緯があります。地震直後の1月には「金沢より南の加賀地方では通常の生活が営まれています」というメッセージとともに、「金沢・加賀地方への観光をぜひ」という思いを込めたイラストを投稿。「わかりやすい!」「機会を見て加賀に行きたい」といった反響がありました。 地震から半年経った現在について、名取さんは「県外の方には『能登(石川県北部)はまだ観光できない』というイメージを持たれているかもしれませんが、地元の方々からは『ぜひ観光に来て、今の能登を見てほしい』という声も多く聞かれます」と語ります。また、「地震報道が少なくなっている」という地元の声もあるといいます。 その上で名取さんは、「私は東京から石川県に10年以上前に移住してきました。県内外の方の気持ちがわかるので、少しでもその『イメージのズレ』が埋まればいいな、という思いで地図を制作しました」と、イラスト地図を更新した理由を話しています。