世界陸連は１日、ファン投票による年間最優秀選手を発表し、男子はパリ大会でボツワナ史上初となる五輪金メダリストとなったレツィレ・テボゴ（写真）、女子ではマラソン五輪記録で優勝したシファン・ハッサンが選出された。チューリヒで９月撮影（２０２４年　ロイター）

［１日　ロイター］ - 世界陸連は１日、ファン投票による年間最優秀選手を発表し、男子はパリ五輪でボツワナ史上初となる金メダリストとなったレツィレ・テボゴ、女子ではマラソン五輪記録で優勝したシファン・ハッサン（オランダ）が選出された。 テボゴはパリ五輪の２００メートル決勝を１９秒４６で制し、ボツワナ史上初、同種目ではアフリカ勢初となる金メダルを獲得した。また、１００メートル決勝ではボツワナ国内記録となる９秒８６をマークして６位入賞し、１６００メートルリレーではボツワナの銀メダル獲得に貢献した。 テボゴは「ファンの皆さんがいつも、私たちアスリートを支えてくれているのは素晴らしいこと。これは大きな意味を持つ。自分に関係のあるチームだけではなく、アフリカのために私たちに何か素晴らしいものを手にしてほしいと思うファンがたくさんいるということだ。予想していなかったので、名前を呼ばれて本当に驚いた」と話した。 ハッサンは２時間２２分５５秒の五輪新記録でマラソンで優勝し、５０００メートル、１万メートルでは銅メダルを獲得。１９５２年大会以来初となる、同一大会の長距離３種目でメダルを獲得した選手となった。