【阪神】藤川監督が柵越え連発&安定送球の佐藤輝明を評価し「貪欲であるべきだと思います」
阪神・藤川球児監督(44)が、高知・安芸市で行われている秋季キャンプで状態の良さをアピールした〝虎の若き主砲〟を評価した。 佐藤輝明内野手(25)は第3クール2日目となった14日、ランチ特打ちで柵越えを連発し、スタンドの虎党を沸かせた。練習を見守った藤川監督は「秋季キャンプ中でも、打ち方や本人の気にしていることは聞けたので。進んでいる方向を理解してますね」とうなずいた。 さらに、今季の課題でもあった守備では、安定した送球を見せつけた。虎将は「ノックを受けてもスローイングが安定しているし。プロなので、毎日うまくなっていってるとしたら、いいんじゃないですか」とニッコリ。その上で今の状態に満足するのではなく、ひたむきに取り組むことも重要だと力説した。「できたからもういいやとなると、一瞬で終わりますよね。少しの違和感で今のは、今のは、と貪欲であるべきだと思います」 佐藤輝も「いろいろ試行錯誤しながらやっていますます」とし、「(監督は)見た感じのことを伝えてくれる。〝いい感じじゃないか〟と言ってくれたので、いいと思います」と充実感をにじませた。キャンプ始動前には指揮官から〝姿勢や背中で見せてくれ〟と火の玉エールを送られた虎の背番号8。さらなる成長を目指しながら、若虎とともに汗を流す。
奥中佑佳