大学教授は稼げる職業の「ベスト5」に入るって本当ですか? 「研究成果」などで年収にバラつきが出るイメージがあります。
大学や学部によっても変わるのか
大学教授の仕事は、主に3つあります。1つめは学生へ講義をしたり、ゼミで論文指導をしたりすることです。2つめは、研究です。自身の専門分野の研究を進め、論文を書くことも大学教授の大切な仕事といえるでしょう。さらに3つめとして、経営陣に加わっている場合には、学校運営に携わることもあります。 その他入試に関わる場合は、テスト問題の作成や採点、面接などを行う場合もあるでしょう。これらの仕事内容により、給与に変動があるのです。特に医学部や歯学部などは本給以外に手当がつくこともあり、他の学部の教授よりも給与は高くなる傾向があります。 また、大学の所在地、規模、知名度や年齢、勤続年数などによっても年収に差が出るでしょう。
大学教授を目指すには
高収入の仕事であれば、大学教授を目指したいと考える方も少なくないでしょう。しかし、大学教授への道は狭き門でもあります。大学教授は、小中高の教諭のように教員免許を取得する必要はありません。ただし、実績や成果が求められる世界であるため、厳しい道のりなのです。 一般的に大学教授を目指すためには、大学院へ進学し博士号の取得や論文の発表などで専門知識やスキルを身につける必要があります。さらに学会や学術誌で、研究の成果を発表し、実績を積み重ね評価を得なければいけません。 実績が認められ大学内での審査を通過するごとに、研究員から助手、助教、講師、准教授へとステップアップし、最終的に教授へと昇格します。 厳しい道のりであるうえ、助手の平均年収は300万円弱、助教は約350万円です。また、大学教授になれるのは40代以上の人が多く、40~50代半ばで就任するのが一般的です。 大学教授は専門分野を突き詰めた結果、得られた評価で就ける職業といえるでしょう。大学教授を目指すためには、まず自分の興味や関心の持てる分野を見つけてみてはいかがでしょうか。 出典 政府統計の総合窓口 賃金構造基本統計調査令和元年以前 職種DB第1表 統計表・グラフ表示 国税庁 令和元年分 民間給与実態統計調査 政府統計の総合窓口 学校教員統計調査 令和元年度 第2部 大学等の部 教員個人調査 大学 224 給料月額別 職名別 本務教員数 ファイル 統計データを探す 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
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