「国へのアプローチ等にまたご尽力賜れば」静岡県知事が県内選出国会議員と初の意見交換会に臨む リニア問題では議員から厳しい意見も
静岡放送
鈴木康友静岡県知事は11月15日、都内で県内選出の国会議員らと県政課題について意見交換しました。「103万円の壁」についても話題に上がり、鈴木知事は「地方の影響についてもしっかり配慮いただきたい」と議員側に求めました。 【写真を見る】「国へのアプローチ等にまたご尽力賜れば」静岡県知事が県内選出国会議員と初の意見交換会に臨む リニア問題では議員から厳しい意見も 国会議員との意見交換会は知事就任後初めてです。まず自民・公明の国会議員と面会し、静岡県政の現状報告や国への要望などを行いました。 <鈴木康友 知事> 「社会資本整備でありますとか危機管理でありますとか、これはやっぱり国との連携、あるいは国のご支援が必要な分野も多々ございます。ともに国へのアプローチ等にまたご尽力賜ればという風に思っております」 鈴木知事は面会で力を入れる公共ライドシェア、スタートアップ育成などについて国の支援を依頼しました。一方、県とJR東海で議論が続くリニア新幹線については厳しい意見が目立ったそうです。 <自民・井林辰憲衆院議員> 「(JR東海には)ちょっと丁寧さが欠ける対応が事業者として見られるので。県からも国からもしっかり指導してほしいというお話を頂きましたのでしっかり話をしていきたいと思っています」 午後には立憲民主・国民民主・無所属の議員らと面会。注目される「103万円の壁」では地方自治体に入る税収の減少が懸念され、鈴木知事は「地方の影響についてもしっかり配慮いただきたい」と、議員側に求めたということです。 <国民・田中健衆院議員> 「103万円の壁、130万の壁で静岡県に、また地方自治体に迷惑がかからないようにしっかりとこれから考えていかないといけないと思いました」 面会は合わせて2時間、手ごたえはあったようです。 <鈴木康友 知事> 「懸案のリニア問題でありますとか、様々な課題について色々とご意見いただきましたし、私どもの方から説明させていただいたということで、意思の疎通、問題の共有ができたんではないかなと思う」
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