<独自>電車シートの液体は「アルカリ性洗浄剤」と判明 乗客男性が尻に化学熱傷
大阪メトロ谷町線の電車内で液体が付着したシートに座っていた50代男性が軽いやけどを負った事案で、大阪府警が液体を鑑定した結果、アルカリ性洗浄剤の成分が検出されたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。アルカリ性洗浄剤は、皮膚に付着するとやけどのような炎症を引き起こすことがあるといい、府警都島署が詳しい経緯を調べている。 捜査関係者によると、検出されたアルカリ性洗浄剤は、水酸化ナトリウムと水酸化カリウム、界面活性剤を含んでおり、市販されている台所用洗剤とみられる。 府警によると、男性は10月10日午後、大阪メトロ谷町線天満橋駅で乗車。座席についてしばらくして尻に痛みを感じたため、都島駅で下車して駅員に異変を訴えた。男性は尻に化学熱傷の軽傷。シートに座った際、ズボンを通じて液体が皮膚についたとみられ、府警が液体を採取し、成分を調べていた。