「歩道橋の地縛霊」ことスノ深澤辰哉、『わたしの宝物』で見せた役者としての進化 結末には賛否両論
12月19日、松本若菜(40)主演の連続ドラマ『わたしの宝物』(フジテレビ系/木曜夜10時~)が最終回を迎えた。物語の結末には賛否の声があったが、重要なポジションで出演していたSnow Man・深澤辰哉(32)の進化に、大きな注目が集まった。 ■【画像】スノ深澤辰哉、『わたしの宝物』公式もネタにした「歩道橋の地縛霊」姿 『わたしの宝物』は、夫ではない男性との子を、夫との子だと偽って産んで育てる“托卵(たくらん)”を題材にした大人の恋愛物語。深澤は、松本演じる神崎美羽が既婚者と知りながら一夜の過ちを犯し、妊娠させてしまう幼馴染の青年・冬月稜を演じた。 【以下、『わたしの宝物』最終回のネタバレを含みます】 田中圭(40)演じる夫・宏樹は“托卵”の事実を知って離婚を決意したが、娘・栞が血の繋がりのある冬月と生きていくという選択肢もあると考え、動物園で冬月(深澤)が美羽(松本)と栞に会えるように仕向けた。一方で、美羽はすべての秘密を墓場まで持っていくつもりだったため、冬月は第9話で宏樹に真相を告げられるまで、栞が自分の娘だとは知らなかった――というのが、最終回直前の状況である。 最終回、動物園で冬月は「栞ちゃんを抱っこさせてもらえないかな?」と美羽に聞き、ぎこちない様子で栞を抱っこ。「案外、重たいんだね」「温かいな……」と、感慨深そうに栞をあやす。 そして冬月は真剣な表情になると、涙をこらえつつ美羽に「この子は、俺の子?」と質問。その言葉に、美羽は涙をこぼしながら黙り込んだものの一転、清々しい表情になり「違うよ……栞は……私の子」と答えた。美羽の覚悟を受けて「……そうだよな、そんなわけないよな……」と、冬月は悲し気に返し、美羽、栞との関係を完全に終えた。 冬月は宏樹に動物園での出来事を伝え、宏樹はあらためて美羽と栞のことを考えるようになり、最終的に栞のために美羽を許して離婚も止めて、夫婦として栞を育てようと決意するのだった。 冬月役の深澤の切ない演技、そして、夫婦がよりを戻すという“ハッピーエンド”を迎えたことに、Xは沸騰。 《冬月が栞ちゃんを抱っこして「俺の子?」と聞くまでの躊躇や、声を振るわせながらそれでも笑って「そうだよな、そんなわけないよな」と言うところ、深澤君の演技は冬月を生きてるなと感じた》 《不倫して妊娠させるっていういう普通は汚らわしいとされる立場の役を美化せずにそのままの姿で嫌われ役にならなかったのは、深澤辰哉の力量が大きいと思う》 《最終的には誰も不幸にならないで、明るくさっぱり終われて良いドラマだった!!》 といった声が多く寄せられている。