栄養士と管理栄養士の違いとは!? 家政学を学ぶ東京家政学院大学にてランパンプスが徹底取材!
小林:管理栄養士ってどういう仕事なんですか? 和久:食の面から健康づくりや病気の治療をサポートする食のプロフェッショナルになります。ちなみに、栄養士と管理栄養士という資格が2つあるんですけど、違いがわかりますかね? 小林:わからない! そもそも違うものなんですか? 和久:どちらも国家資格ですが、栄養士は主に健康な人に対して栄養のアドバイスを行います。管理栄養士は医療現場で糖尿病などの生活習慣病や低栄養の患者さんに医師、看護師など多職種とチームを組んで栄養サポートを行うなど専門的な仕事が多くなります。つまり、健康な人に対する栄養アプローチか、もしくは健康な人はもちろん病気の患者さんに対しても栄養・食事指導を通してサポートできる、というのが大きな違いとなります。取得方法も異なります。栄養士は大学が指定する科目を履修して単位を取得すると卒業と同時に免許を取得できるのに対し、管理栄養士は国家試験に合格することが必要です。 寺内:知らなかった! 小林:東京家政学院大学の受験方法を教えていただけますか? 和久:総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜という4つの種類がございます。本学の場合は比較的、前半入試と言われる学校推薦型選抜や総合型選抜の生徒さんが多いですね。すでに「○○資格を目指している」という方が多いことが、その理由の1つになっていると思います。 寺内:明確に狙いを持っている生徒さんが多いってことだ。栄養士や管理栄養士以外に取れる主な資格はどんなものがあるんですか? 和久::一級建築士の受験資格が得られる学部もございます。「住」の分野ですね。ほかにも家庭科の先生や、小学校の先生、保育士、幼稚園教諭や、特別支援学校の学校教諭や、栄養教諭など、生活科学系統とも言われるんですけども、この分野に関連する資格の取得を目指せます。 小林:資格を活用して一般企業に就職される方もいらっしゃるんですか? 和久:一般企業に就職される方がやはり多いですね。生活科学系統は生活に密着しているので、どの分野でも必要とされる学問なんです。人間栄養学科の学生は医療機関に勤める方も多いですし、現代家政学科の学生は生活全般に関する学びをしますので、商業やサービス業などに勤められる方もいらっしゃいます。家庭科の先生を目指すこともできますので、教員になる方も多いですね。